poni uliuli

"さるめさんの手"という名前でボディワークをしています。

背景色を共有する

目標にしていた100日ブログ更新が途絶えてしまいこの数日心残りを感じて過ごしていたけれど、淡々と再開するしかない。そして何となく、ブログタイトルを好きな色の名前に変えました。ハワイ語からPONI(紫)とULIULI(海や山、自然に存在する青)。

 

最近感じているのは、同じ空間、同じ時間に肉体が存在していても、全く違う世界を生きているとうい事が有り得る(しかも大いに!)という事。

 

何を観て、何を聴き、何を感じるか。

それをどう受け取るか(又は受け取らないか。ただ感じるだけということ)

肉体、感情、思考、心持ち、自分自身や言葉をどう扱い、他者とどう関係するか。

 

ありのままを認識することと、それを表現したり伝達することは密接に関わりあっていながらも、それら能力を発揮するための作業領域が全く違う。言葉のコミュニケーションや表現する為の様々な手段をまだ十分に習得していない幼い子供が見て感じているものを、大人になってしまった人間が認識できていない場合も多いと思う。その認識のずれやすれ違いは、大人とか子供とか言語の違いに関わらず起こりつづけている日常でもある。

 

だからきっと、冷たく強い風が吹く中で春の日差しを感じて「あったかいね」と言ったとき、「太陽が高くなったよね」とかえってきたら、【ああ、今この瞬間、同じ世界を共有している】と、分かち合う、心通い合う喜びを感じることができる。「寒いよ~。今日は風速〇〇メートルって天気予報で言ってたし。凍えちゃうから店まで急ごう」と返ってきたら、そうかあなたの世界はそうなのか。と”違い”を知ることになる。

コミュニケーション(communication)の語源は、ラテン語のコミュニス(communis)すなわち共通したもの、 あるいは共有物(common コモン)と言われている。これは、コミュニケーションの本質を理解する上で重要なことである。

コミュニ ケーションは、したがって、「時間的位相における推移のなかで、情報やデータが『共通のものとなる』という現象一般」のことと定義することができる

コミュニケーションの定義:Definition of Communication

”会話のキャッチボール”とよく言うけれど、コミュニケーションとはキャッチボールが行われているその場所自体、フィールド、大地、土台、面、なのかもしれない。 

 

gigazine.net

80カラーチップが並べられた表において、暖色と寒色は同じ量だけ存在します。しかし、多くの言語において、寒色と暖色を細かく分類すると暖色の方が色数が多くなり、ゆえに「青」で表されるチップの数は「黄色」や「赤」で示される数よりも多くなるとのこと。ここから、人は暖色から優先的に名前を付けていったのだと研究者らは結論づけています。

この理由を探るため、研究者らがMicrosoftによってラベルが付けられた2万枚の画像からなるデータベースを解析したところ、多くの画像において暖色は写真の前景に使われ、寒色は背景などに多く使用されていることがわかりました。つまり、空や森といった背景に使われた寒色ではなく、それらの前にある暖色の「モノ」と人々は関わりを持ち、他人との話題に使ったため、優先的に暖色に名前が付けられていったというわけです。

言語や色の名づけだけでなく、生き物によっても色彩認識も違うし、緑青紫と波長の短い光の区別はより曖昧にグラデーションになっている。

 

この地球上で最もカラフルな世界に生きているものは何だろう?と考えたり

山並みと空、湖や海の青、自然界に存在する紫、それら色の機微をいつも新鮮に感じていたい。

 

全く同じではなくとも、カラフルな世界を生きる人と時間や感動、日々の暮らしを共有し、言葉やアートや温もりや微笑みを使ってそれらを伝え合いたい。

そんな風に思う。